★★ウィントン・ラクダ・レース!!-連載!ラクダ・レース遠征記(17


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ボーリアのレースは中止になったのだけど、一週間後には
ウィントンでもラクダ・レースがある。



その間、あるラクダ・ジョッキーの女性の本職である
移動動物園の仕事を少々手伝った。



そして、ヤギとかヒツジとかダチョウとかと一緒に、
その車でウィントンの競馬場へ到着。



ボーリアには来ていたチームがここには来ていなかったり、
逆に、ボーリアにはいなくて、ここには来ているチームがあって、
チームのメンバーは少し変わった。



それでも、総勢30数頭のラクダが揃うと圧巻ですね。


ここウィントンはダートコースで時計回りになる。
南オーストラリア州ノーザンテリトリー北部準州は反時計回りだけど
クイーンズランド州は時計回りと決まっているんです。



スタートはアリスのようなシッティングではなく、
ゲートからのスタンディング。立った状態で始まります。
といっても競馬用のゲートは狭すぎるので、別途用意された幅広のゲートで!



ゴールであるフィニッシュ・ラインの前にはメイン・スタンドもあるし、
本格的な仕様のラクダ・レースなんですよね。

ここでのレースも賞金があるし、即席の馬券場?みたいなものが出来て
観客はお金をお掛けることが出来る。



アリスのラクダ・レースは賞金はなく、全てチャリティに寄付されるのだけど、
ここでは全てのレースに賞金が掛かってるので当然、みんな真剣です。



つ・ま・り、全てのレースにいいラクダ、いいジョッキーを起用したいのが本音。
その方がより稼げる可能性が高まるから。



ということは、俺のような、へっぽこジョッキーが乗れる可能性は極めて少ない!



まあ、全ての開催地で乗れるなんて幸運なことはあるはずもないだろうし、
チームに属さない独立系の優秀なジョッキーが一人いるので、過度の期待は禁物。



ただ、いつでも乗れる体制は整えておきたいので、サンダル履きなどで
ウロウロすることはせず、ワークブーツくらいは履いておこうかなと。


そしたら、「体が空いてるなら乗る?」と神の声!



「プリーズ!」。



ただし、ハンドラーが見つかればの話。



僕が乗るとなれば、そのラクダを引いていくハンドラーが必要なのだけど、
そのチームにはハンドラーが余分にいないので、他のチームに尋ねないといけない。



もし見つかれば!乗れるかも!




ちょっとアドレナリンが出てきました!


★次回予告:「落ラクダ!!重傷?」

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