★★ラクダ牧場訪問!-連載!ラクダ・レース遠征記(15)


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テナント・クリークでは時間もあったので、メールのチェックをした。



製作中だったラクダ・ポロシャツの納期の打ち合わせなどなど。
そう、遊んでいるように見えてもきちんと仕事はしてたんですよ、現地でも。



他にも色々大事なメールがあったのだけど、その中に、
とてつもなくいいメールがありました!



なんと、アリス・スプリングスのかつてのボスが、マウント・アイザ在住の
ラクダ関係者に連絡してくれていたんです。面倒見てやってくれと。



今までに会ったことのない人なんだけど、信頼するボスの紹介だから間違いない。



マウント・アイザのバス停には早朝6時に到着したのだけれど、
僕を迎えに来てくれていました。



恐るべし、ラクダ関係者のネット・ワーク!



オーストラリアのラクダ・ワールドは小さいながら相当な人がいるのだけど、
こうして何らかの接触が出来るのはとてもいいことだと思っている。



彼の名はポールと言って、今回はボーリアのラクダ・レースには行かないらしい。



事情は既に聞いていたらしく、知人達に声をかけてみてくれるとのこと。



誰かがレースを見に行くのなら乗せて行ってもらえるよう頼んでくれるらしい。



助かったー!300kmのヒッチハイクをせずに済みそうです!



ポールは子ラクダをメインに60頭ほど持っているらしく、調教して売っている様子。

ラクダ談義をしながら、3か所に分かれているラクダ牧場?を巡った。



かなり愛情をかけて訓練しているらしく、まだほぼ野生のラクダを除けば、
とてもフレンドリーで人懐っこいラクダ達だ。



彼の信念というか、調教方法とかを聞いていると、なるほど!と勉強になった。



ラクダ牧場を巡った後、ポールは知人に電話したり、直接知人を訪ねて行ったのだけど、
残念ながら見に行く人がなかなか見つからなかった。



ボーリアのレースは毎年開催されるのだけど、例えば去年見に行っていれば
今年はいいや、という感じになるのかもしれない。



何と言っても300km近く車で移動しなければいけないし。



そして、とうとう、ポールは最終手段?に出たようで、
ある人物に電話をして承諾を得た!




決定!明日、乗せて行ってもらえます。300kmも!



結局その晩は、ポールの家に泊めてもらって、またラクダ談義!




翌日の朝、ポールが連れて行ってくれたのは郵便局!



はい、郵便局のトラックに乗せてもらえることになりました!!!!!
ありがとう、ポール!!



日本じゃ考えられない出来事ですね。



ポールの友人が郵便局の配達の委託業者をしていて、週に二度ほど
配達のためにボーリアまで行くらしい。



ちょうど今日が配達日なので乗せて行ってもらえることになりました。





かなり、ラッキーです。恐るべし、地元住民のネットワーク!


手伝えることなら何でもやります!って感じで、トラックの荷台へ!



若かりし頃、引越し屋をやった経験が少し生きてきたりする。


積み込みが終わると、出発!




途中2か所の村で荷物を降ろしたり、積んだりしてボーリアへ到着!




久し振りのボーリア!2004年以来なので実に7年ぶり!



郵便局で荷卸しを済ませると、レース会場となる競馬場まで
連れて行ってくれました。



ありがとうスティーブ!



明日が予選、明後日が決勝となるのだけど、今日の夕方には
トワイライトレースが1レース催されることになっていて
それにも間に合ったようだ。



さて、ここでは何が起こるかな?

乗るチャンスには恵まれるかな?


★次回予告:「Boulia Camel Race」

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