★★次の開催地へ行く前に-連載!ラクダ・レース遠征記(13)


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アリス・スプリングスではレースを始め、楽しい時間を過ごした。



次のラクダ・レースは一週間後に別の開催地で行われる。



そこへの移動のためもあって、町へ行った。



再度、ラクダ・グッズの発掘のために時間を使いたかったし、
郵便局からトロフィーも日本へ送りたかったし。



町をうろついていると、ラクダを発見!


「Thirsty Camel」(喉の乾いたラクダ)という酒屋だ。



砂漠で水がなくても耐えられるというイメージが強いだけに
とてもいいネーミングだなあ、と思った。しかも、可愛い。



さすがラクダの町、アリス・スプリングス



と思っていたのだけど、どうやら全国展開の酒屋チェーン店らしい。



上の写真は酒屋に併設されてあるパブ兼レストランの壁の写真で、
下の写真はドライブ・スルー式の酒屋(ボトル・ショップ))。

2年前は見かけなかった看板なので、最近出来たチェーン店なのかも。



この、サースティ・キャメル、町では看板を見かけただけだったのだけど、
この後、意外な所でも縁があったんですよ!縁って不思議ですよね。






さて、さて次のラクダ・レースの開催地はボーリアという町。


ここは公共の電車もバスも走っていない田舎町なんです。
最寄のバスが停まるマウント・アイザからボーリアまでの距離は約300km。
ヒッチハイクするしか移動する方法がない。



あまりにも大変なので、日本を出る前に色々関係者と連絡を取り合って、
準備していたんです。



作戦はアリス・スプリングスからマウント・アイザを450km通り越して
ウィントンまでバス。そこで、東海岸から来るラクダ・チームの人と合流し、
トラックに乗っけてもらって、逆戻りというか内陸のボーリアへ。

これで、現地入りしても大丈夫だと、思ってたのですが、日本を出発する前日に、
なんと、「行けなくなった、ごめんよ」と連絡があった。



つまり、計画がパー!ヒッチハイクしなきゃ。




で、アリスに滞在中に、いい案を思いついた。「ポンコツの中古車を買おうか?」。
15万円くらいのポンコツでも走ることは走るので、それを手に入れて、
全てのレース開催地を巡って帰国前に売ればいい!



それなら、ヒッチハイクをせずにすむし、バスの待ち時間など無駄を省ける。
行動しやすくなるし、寝る場所にも困らない!



色々探したり、かつてのボスが知人などに声を掛けたり手を尽くしてもらったが、
見つからず結局バスで移動することになった。



マウント・アイザまで行って、そこでもう一度中古車を探そう!



かくして長距離バスに乗り込みました。



旅程はこんな感じです。


アリス・スプリングス 19:15
↓533km
テナントクリーク    1:50




テナントクリーク   22:00
↓635km
マウント・アイザ    6:00


なんと、テナント・クリークで20時間の待ち時間!!!!!!!!

参りました。




結局テナント・クリークは深夜のチェックインで安宿に泊まること
にしたのだけど、ここで面白い出会いがあった。




実はアリスのレース会場でラクダに乗って待機中に声を掛けられました。
「Are you Japanese?」って。僕は「Yes,I am」と。
その声を掛けてくれた人と、その安宿で偶然再会したんです。



偶然の出会いとか再会とか、そういう旅の醍醐味みたいなものを
久し振りに味わって楽しかったです。




でもね、マウント・アイザからのことを考えると、大変だなーと。



ラクダ・レース巡りは「楽だ」っていうわけにはいかないんですよ、ホント!




★次回予告:「ラクダ記事を発見」

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