★★★「まさか！落ラクダ！」-連載！ラクダ・レース遠征記(８)

第１レース、第２レース共に騎手の落ラクダが続出！

まあ、ラクダ・レースでは珍しい事ではなかったりします。

ラクダが正常に走らず、スタート直後に何度もジャンプしたり、
あまりにも振動が激しいので、耐えきれず振り落されたり、
場合によっては鞍（くら）をラクダに装着してある腹帯が壊れたり、
足を乗せる鐙（あぶみ）を踏み外したり、などなど。
落ラクダの原因は色々あったりするんです。

観客は、そういうのを楽しみにしてるので、落ラクダが起きると
一斉に歓声が湧いたりするのだけど、落ちた方はたまったものじゃない。

僕が落ラクダした時は、事なきを得ましたが、
あばら骨３本を骨折したケースなどもあるので笑えません。

写真の画像は以前に勤務していたラクダ牧場の
レッグスと言う名のオス・ラクダ。

このラクダに乗って２００８年に僕は準優勝したのですが、
その時の感想は、とてもスムーズな走りでした。

ラクダが本気で走ると確かに激しい振動はあるものの、
このレッグスはとても乗りやすかったので、
まさかレッグスで落ラクダが起こるとは思ってもいませんでした。

今年のアリス・スプリングスのラクダ・レースで乗る機会があれば、
恐らくレッグスに乗ることになるだろうと予想していたのですが、
今回は他の人が乗っていたんですね。

なので、写真の落ラクダしているのは、僕ではありません！

僕が落ちることを期待していた皆さん、残念でしたねー！！！

今の所、乗るチャンスには恵まれていませんよー。

★次回予告：「第３レースでラクダ・レースに出走！」