★★連載!ラクダ・レース遠征記(4)


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ラクダ・レースもいよいよ目前!



その二日前には、アリス・スプリングスの市内にレースの主催者や
スポンサー各社、ラクダ牧場のオーナーなど関係者が集合。



目的は、各ラクダのスポンサーを決めたり、出走レースや
枠(というか出走位置)、番号などの抽選です。



カジノの一角を借り切って、パーティーしながら行われました。
一般的なカジノと違って、アリスのカジノはとてもカジュアル。
Gパンにブーツという格好でも入ることが出来ました。



懐かしい顔ぶれが多くあって、そのパーティーは軽食もあり、
ビールが飲み放題なので大いに盛り上がりました。



ここの男性用トイレが面白かった。
小便器に向かうと目の前はマジックミラーで、カジノ内で
飲食するお客さんを眺めながら、用を足すことが出来るんです。
もちろん、飲食する人からは、こちら側は見えないのですが、
用を足しながらとても愉快な気分になりました。



パーティーは2時間ほどで終わり、全てのラクダのスポンサーや
出走レース枠等々が決定し、お開き。

市内から90km離れているラクダ牧場に戻りました。





一夜あけ、翌日は、レースの前日なので本格的に準備。
トラックにラクダの鞍(くら)などを積み込んでいると
ラクダを運ぶためのトレーラーが到着し、ラクダの積み込み。



13頭のラクダを積んだトレーラーがアリス・スプリングスの市内の
レース・コースへと出発しました。
牧場オーナーもトレーラーからラクダを荷卸しするため別の車で出発。




僕はというと、鞍などの全ての装備を積み込んで、後から独りで
別のトラックで向かいました。




運転を始めたのは良かったのだけど、このトラック、6速目のギアが入らない!
大きなトラックなのだけど、これには参りました。
道路の制限速度は時速130kmなのだけど、5速では80−90kmが限界!
ちんたら走っていると、乗用車などに抜かれまくる。
全長50メートルの3連のロードトレイン(トレーラー)に追い抜かれるのは怖かった。


とにかく、無事にレース・コースに到着。


ラクダは全てトレーラーから降ろされて、囲いの中にいました。
そして、牧場オーナーは、また90km先の牧場へと帰って行った。
なぜなら明日、朝一番の仕事を牧場で終えてから、ここにやってくるから。


僕はというと、一晩ここで過ごす。
ラクダに何かあった時に対処するため、誰か一人、レースコースに
寝泊りするのが望ましいから。
2007年、2008年も同じように寝泊りしたから僕が適任ということで。



乗ってきたトラックには焚火用の薪を積んできているので、
焚火をして暖を取り、スワッグという、大きな寝袋?で寝ました。



明日、いよいよレース当日。


2011 Alice Springs Camel Cup 開催!



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