★★落ラクダ!!重傷?-連載!ラクダ・レース遠征記(18)
さて、ウィントン・ラクダ・レースの開幕です。
第1レースが始まるのだけど、僕の出番はなかった。
やはり賞金が掛かってるので、乗るのはいいジョッキーばかり!
で、スタート!
スタート直後に、あるラクダが外側のフェンス沿いに走ってる最中に
ジョッキーが見事なまでに落ラクダした!
優秀なジョッキーばかりなので、こうしたレースでは落ラクダは
珍しいのだけど、第1レースから波乱含み!
すぐに追走していた救急車(写真)が彼を助けた。
どのレース開催地でも、必ず救急車(Ambulance)は配備され、
走るラクダの後ろを追走する形で備えているんです。
その様子を見ていたのだけど、とても辛そうに足首を押さえていました。
すぐに病院に運ばれ、また戻ってきたのだけど、その時は松葉杖。
聞くと、4週間の安静なんだとか。
高速で走るラクダからの落ラクダを目の当たりにすると、ほんと怖くなる。
ついさっきまでは「乗りたい、乗りたい」と思ってたのに、
「やっぱり、乗れなくてもいいかもー」と頭によぎりますよ、そりゃあ!
ラクダからの落ち方も色々あって、鐙(あぶみ-足を乗せる馬具)から足が
外れるといいのだけど、そうでなければ、足首をまともにやられる。
落ちるのも受け身?を出来ないとあばら骨の骨折とかになっちゃうし。
ほんと、怖いんです。
もちろん、どんなラクダ・レースでも危険はつきもの。
だいたいレース前日までには、誓約書のサインを求められる。
「ラクダ・レースが危険なスポーツであることを理解している」とか
「不慮の事故が起きた際に賠償責任を問わない」などなど。
始めてサインしたときはやっぱり怖かったですよ。
とにかく、「乗れなくてもいいやー」的な気分にもなりかけてたのですが
なんと、この落ラクダが僕の運命を変えることになっちゃいました。
ほんと、何が起こるか分かりませんね、ラクダ・レース。
I'm lovin' it !
★次回予告:「見たことあるラクダ!」
ラクダ雑貨専門店 Happy Camel
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